1:設立目的
災害復興支援ボランティアを主目的に活動する。
2:設立経緯
3/11の東日本大震災の被災地の手助けをしたいとの思いから、4月末から5日間の予定で高松からのボランティアバス”石巻ダッシュ”に中嶋が参加。
被災地に入り、神戸での震災被害との違いに驚きと同時に範囲の広さからボランティアの必要性を感じる。
もっと多くの人が必要だが、大阪からのボランティアバスの少ない状況に唖然とする。
府下の社会福祉協議会でも大阪市・堺市は積極的にボランティアバスを運行しているものの他の市では殆ど見受けれない状況が続いていました。
(東大阪市・枚方市・河内長野市等々は単発で運行を実施)
その社会福祉協議会のバスに参加しようとしても、事前説明会が平日に設定されており必須参加となると社会人には参加が困難である。
特に自分の住んでいる吹田市社会福祉協議会になぜボランティアバス運行を尋ねた所、帰って着た返事に愕然とした。
「被災地の行政から災害派遣要請が着ていない」 との理由から社会福祉協議会からボランティアを送り込めないと判断。
それじゃ、一般市民で組織してボランティアバスを出して、少しでも多くのボランティアを被災地に送ろうと決心。
大阪発が無くて困っている人、又は気持ちは有るが参加の仕方が分からない人を掘り起こす事を考え、少しでも安く・社会人が参加し易い日程で企画すれば参加者は増えると考えた。
ただ、個人名で募集しても怪しいだけ(この時期に詐欺事件も発生していた)なので、任意団体を立ち上げる事を決意。
団体名で銀行口座開設と募集時の安心を持ってもらう事が目的で6/1に遡って”ダッシュ隊大阪”を設立。
3:設立以降の活動内容
1)石巻市内側溝掃除
7/1-7/4の予定で石巻へボランティアバスを企画・募集開始。(ネット中心)
名前が通っていない為に広報しても拡散しないのと募集期間が短い為に参加募集が集まらない。
よって、バス運行は中止とした。
バス中止でも行くとした中嶋・岸の2名が参加募集者に声を掛けたところ、5名が賛同。
九州から3名と近畿から2名、総計7名で石巻へレンタカーを手配して実施。
活動内容は石巻市内(吉野・蛇田地区)の側溝の泥だし。(2日間)
”め組JAPAN”のメンバーとして受け入れ・宿泊をさせていただく。
2)牡鹿半島ボランティアバス運行
一回目のバス運行の反省から、帰阪後直ちに二回目のボランティアバスの企画開始。
8/26-8/29の日程で募集開始。
活動地域を石巻として”め組JAPAN"にお願いしが、バス一台分の人数をこなすニーズ減少との事で受け入れ先を探す。
同じ石巻市でありながら、行政の手が入らず復興の遅れている牡鹿半島ボランティアセンターで受け入れ可能になる。
ネットで前回に登録したサイトへ再登録し、twitter等を駆使して募集案内を拡散。
8/15現在で25名の参加が確定したので、バス運行を確定させる。
同日に数日前に取材を受けた、朝日新聞大阪版にボランティア募集記事が掲載される。
これで、一気に35名を超える参加者となる。(最終37名)
牡鹿半島ではVCに宿泊しベースとするが、震災後6ヶ月間近でありながら電気・水道・ガスのインフラが通っていない地域になり、参加者の食事も自炊として準備する。
VCへの救援物資・機材・食材準備をするが参加費で全てまかなうのには困難と判断し、広く支援金の募集を開始。
集まるか不安があったものの、総額13万円の支援金が集まる。
活動内容は一日目が個人宅の瓦礫撤去・泥だし。 二日目は広大な敷地の瓦礫撤去・草刈。
参加者の多くは、願っていたようにボランティア初参加・学生が多く参加してくれました。
帰阪後に参加者のメーリングサイト開設。(忘れない為や参加者間のコミュニティー用として)
3)那智勝浦町(台風12号水害)ボランティア
牡鹿半島から戻ってまもない9/4の台風12号で甚大な被害を受けた和歌山へ災害復興支援ボランティアとして参画決定。
先遣隊が9/7那智勝浦町へ出発。 現地にて”石巻絆”チームに会い活動を共にする事にする。
この段階ではVCも立ち上がっておらず、那智勝浦町社会福祉協議会では県外ボランティアの受け入れは拒否される。
新宮市・田辺市等へはNPO団体が先行して入っていた。
”熊野絆”が立ち上げられボランティア受け入れに奔走してくれたました。
おかげで串本町の潮岬青少年の家を”熊野絆”で無料利用可能になる。
これは那智勝浦町と串本町の公費で負担してくれました。
9/15以降の毎週ダッシュ隊大阪のメンバーが交代で活動実施(9チーム) 11/13現在で延べ84人の活動を達成。
”熊野絆”への食料差し入れ・那智勝浦町への飲料水発送・参加チームへの交通費・レンタカー代補助に支援金を拠出
(11/13残金ゼロ) 延べ活動人数 86人(11/30現在)
4)その他活動
7/14岡山大学にてボランティア活動への誘い講演
岡山バトンの会(福島の子供達を岡山に招待)への協力・資金援助
高松での東日本震災写真展のパネル準備
石巻ダッシュチームとの交流
9/17出発の南三陸町へのボランティアバス準備応援
4:今後の活動に関して
那智勝浦町・牡鹿半島への復興支援活動は継続して行きます。
災害発生時には直ぐに動ける体制、資材の準備、トレーニングが必要です。
それとは別で以下の活動をして行きます。
自閉症の子供達が増えています。 又、親子の会話が無くなり殺傷事件も増えています。
自然の中で思いっきり走り回り、自然を愛し、自然との共存によって、少しでもそのような事が改善出来ると確信しています。
出来る限り自然を壊さずに生活を共にし、共同作業を共にし、語り合える活動を展開して行きます。
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