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新しい視点で災害復興支援の活動する ダッシュ隊大阪

Pikari号回送&福島視察report

Pikari号回送&福島視察

台風18号復興支援に宮城県石巻市から駆けつけてくれたPikariプロジェクトの遠藤太一さんが伊豆大島で土石流が発生した事を受けて、機材を積んだトラックを置いたまま伊豆大島へ行かれました。
神戸にトラックを回収に行き確認すると・・・なんと車検が一週間後に切れる状態。
連絡を取り、京都にて車検を受ける事にしました。
車検終了後にこのトラックを伊豆大島へ持って行くか石巻まで持って行くかを調整した結果石巻に回送する事になりました。
11/2の夕方に三菱ふそうにトラックを引き取りに行き、クロベーとトッピーで回送開始。
三菱ふそうさん・・・長い期間預かって頂きありがとう御座いました。
この機会に、途中福島第一原発事故で震災後の様子が明確で無い富岡町を視察する事にしました。

琵琶湖清掃で知り合った滋賀県彦根市の油藤商事の青山さんに事情をお話して燃料(軽油)を提供頂きました。
 

                       途中で給油中
いわき市に深夜到着し(780キロ無事走破!)、サウナで仮眠し明朝に富岡町へ行き、震災後のままになっている状況を目にた。  いわき市内の線量

福島第一原発への近くへは近づけず!
富岡町の国道6号線で検問所が有り、通行許可証が無ければ通れません。
迂回して県道35号を走るも大熊から先も行けず。
各分岐しているポイントには必ず警察車両が・・・・
 この先に検問所

理由は、帰宅困難な家屋が在るからだそうです。
確かに、2年前から時間が止まっているので、避難されている方は着の身着のままでした。(自宅もそのまま)
盗難・放火等々を考えると犯罪を未然に防ぐ為には仕方あるまいと感じました。
各種報道で見聞きしているだけでは理解出来なかった色々な事が実際に現地へ行って理解の間違いが有る事に気付きました。
しかし、短絡的にこうだとは断言する事が出来ない自分に少々苛立ちを感じています。
  

   富岡町での線量。 やはり少々高いです。

  

  

  

また、除染に関しても除染中の看板を多く見かけましたが、除染前後の違いは明白・・・・
 

黒い袋は国道沿いの畑に野積みです。
 


このような中で、福島県全てが原発事故で影響を受けているように思われている人が多いのではと・・・・
見えないからこそ、不安が増幅するのでしょうね!
限られた地域・・・・複雑な思いに!!!!

そんな事で福島第一原発をかろうじて目視出来たのはこの写真だけでした。

川内町を経由して石巻へ!  石巻から鮎川まで!  無事に回送終了。
  

のれん街で夕食をし、宿泊予定へ・・・・こりゃ寝れないと判断して急遽ニューさかいさんに連絡して宿泊をお願いしました。
翌日は仙台在住で名取市で遺品捜索をしているみつとめさんが牡鹿へ着てくれ、仙台まで送って頂きました。
遺品捜索現場を見せていただき大阪へは飛行機で戻りました。


   


一般社団法人災害復興支援協議会
ダッシュ隊大阪